学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

10月17日(火曜日)より、大室古墳館ミニ展示「大石単位支群の古墳」を開催します。


大石単位支群は、大室古墳群大室谷支群を構成する六つの単位支群の一つです。1984~1987年に9基が明治大学考古学研究室により発掘調査され、今年度までに出土遺物が長野市へ返却されました。本展示では、このうち225号墳・227号墳の出土品をご紹介します。なお、10月22日に開催される「大室古墳群まつり」にあわせ、展示解説を行います。

 

ぜひご来館ください!

 

開催期間:令和5年10月17日(火曜日)~令和5年11月30日(土曜日)

※大室古墳館の開館日・開館時間はこちらでご確認ください

展示解説:令和5年10月22日(日曜日)午後1時

※当日は大室古墳群まつりの開催日です

展示品:225号墳…土器・埴輪・鉄器

    227号墳…土器・鉄器・装身具

 

▼展示のようす


▼227号墳出土の底部穿孔壺

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積石塚古墳として最新の発掘成果となる清水原2号墳の出土品を、7月4日(火曜日)から大室古墳館で展示しています。

 

清水原2号墳は令和4年に発掘調査がおこなわれ、古墳時代中期中頃につくられて以降、中期後半から後期にかけて増築・再利用された珍しい古墳であることがわかりました。埴輪や土師器、鉄製の工具や武器、玉や耳環などの装飾品が出土しており、古墳時代中期中頃の合掌形石室に副葬されたと考えられる蕨手刀子(わらびてとうす)が一番の見どころです。

 

ぜひご来館ください!

 

開催期間:令和5年7月4日(火曜日)~令和5年8月20日(日曜日)

 

▼展示のようす


▼蕨手刀子

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5月28日(日曜日)、綿内地区地域公民館連絡協議会様のご依頼により、「古墳時代の綿内 清水原古墳群発掘調査から」をテーマとする講演を綿内総合センターでおこないました。

 

清水原古墳群は長野市若穂綿内に所在する4基の積石塚からなる古墳群で、令和2年度から4年度にかけて3基の古墳を発掘調査しました。講演では、発掘調査の成果から新たに見えてきた綿内地区の古墳時代像についてお話しするとともに、古墳から出土した土器や鉄器もご覧いただきました。

 

会場には綿内地区を中心にたくさんの方がお越しになり、講師の話に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

 

聴講いただいた皆様、運営にあたられた関係者の皆様、ありがとうございました。

 

▼講演のようす

たくさんの聴講者を前にスライドを見せながら話をする講師
 

▼出土品の展示

出土した土器や鉄器を見学する参加者

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令和5年5月11日に長野市遺跡地図の更新を行いました。変更箇所は以下のとおりです。

 

・新しい遺跡の登録  3件

・遺跡の修正、変更  4件

 

長野市の遺跡は、長野市行政地図情報で確認することができます。

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5月14日にハイランドホール飯綱で開催された

グリーンシティフェスタ2023に協力して

火おこし体験とまが玉作りを行いました。

 

当日はあいにくの雨でしたが、イベント会場では、

ほかにも多くの体験ワークショップやステージ上での発表などが行われ、

大勢の家族連れが訪れていました。

 

火おこし体験とまが玉作りにも多くの方々に参加していただきました。

時間帯を分けて行ったまが玉作りは、各回ほぼ満員で、

オリジナルのまが玉作りを皆さん楽しんでいただけました。

火おこし体験は、雨の影響で湿度が高く、難しい条件でしたが、

何十分も粘って火をつける子供たちもいて、

火がついたときには歓声が上がりました。

 

火おこしをしている様子

火おこしを手伝っている写真

火おこしをしている様子

火おこし体験の様子

 

まが玉作りの様子

まが玉作りの様子

まが玉作りの様子

 

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長野市立博物館で開催中の長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展「積石塚の遺品」の関連行事として、4月16日(日曜日)に講演会を行いました。

 

この講演では「積石塚研究の最前線」をテーマに、今回の速報展で積石塚を採り上げるきっかけとなった清水原古墳群の発掘調査成果と、積石塚研究の今後の展望について、調査を担当した当センター職員からお話しさせていただきました。講演後の質疑応答では、長野盆地の積石塚にみられる高句麗・百済の影響や、清水原古墳群出土品の評価について質問が寄せられました。

 

もともと募集定員を30名とした講演会でしたが、多くのご応募があったため午前と午後に分かれて開催し、当日受付も含めて約50名もの方にご参加いただきました。盛況のうちに終えることができ、ありがとうございました。

 

▼講演会のようす

参加者を前に講師が話をしています

 

▼講演会終了後の展示解説のようす

展示ケースの前で職員が参加者に展示品の解説をしています

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第23回 長野市埋蔵文化財センター発掘調査速報展「積石塚の遺品」
会期:令和5年3月18日(土曜)~5月7日(日曜)

会場:長野市立博物館エントランスロビー

 

ポスター

 

古墳時代の長野盆地には、墳丘全体を石で積み上げた「積石塚」と呼ばれる全国的に珍しい古墳がたくさんあります。今年度の速報展では、令和2~4年度に発掘調査をおこなった長野市若穂の清水原古墳群を含む市内各所の積石塚の出土品を一堂に集め、積石塚に遺された品々をご覧いただきたいと思います。また速報展示として、令和4年度に長野市内で実施した9件の発掘調査の成果を、出土品や写真パネルで併せてご紹介します。

 

開館時間

午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)

休館日

月曜日(5月1日は開館)、3月22日(水曜)

観覧料

本展をご覧いただくには博物館入館料が必要です

(大人300円、高校生150円、小中学生100円)

*長野市立博物館のご利用方法は長野市立博物館ホームページでご確認ください

 

展示遺跡

積石塚の遺品
片山古墳(若穂保科)
大星山4号墳(若穂川田)
長礼山2号墳(松代町東条)
地附山5号墳(上松)
西前山古墳(松代町東条)
清水原1~3号墳(若穂綿内)
大室168・436号墳(松代町大室)

速報展示

【出土品展示】

篠ノ井南条遺跡(篠ノ井布施高田)
権堂腰巻遺跡(鶴賀権堂町)
宮崎遺跡(若穂保科)
【パネル展示】
長池遺跡(若穂綿内)
横山城跡(箱清水一丁目)
北浦田遺跡(稲田一丁目)
長野女子高校校庭遺跡(三輪九丁目)
駒沢新町遺跡(上駒沢)
史跡 松代城跡(松代町松代)
 

関連行事(博物館入館料が必要です)

展示解説

日時

3月18日(土曜)午前11時・4月16日(日曜)午後3時

講演会「積石塚研究の最前線」

日時

4月16日(日曜) 午後1時~午後3時

会場

長野市立博物館会議室

講師

当センター学芸員

定員

先着30名(お申込みは下記まで)

 

お問い合わせ

長野市埋蔵文化財センター
電話
026-284-0004

メール
maibun@city.nagano.lg.jp

 

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令和5年2月17日から5月16日まで

長野信用金庫松代支店に、遺物の展示コーナーが設置されています。

 

展示されているのは、松代支店の改築に伴って発見された江戸時代の遺物です。

昨年の発掘調査速報展でも注目を集めた

松代藩家老・恩田木工の名前が記された木簡が展示されているほか、

珍しいミニチュア急須など、期間限定で公開中です。

 

展示コーナーの写真

 

 

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休館期間 令和4年12月1日(木曜日)~令和53月31日(金曜日)

 


次の開館は令和5年4月1日(土曜日)からとなります。令和5年度の開館日は文化財課ホームページをご覧ください。

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11月8日(火曜)から11月30日(水曜)まで、ミニ展示「大室古墳群425号墳の調査と出土遺物」を大室古墳館で開催します。

 

425号墳は、長野県農業試験場の建設に先立ち昭和44・45年に発掘調査された8基の古墳のうちの一つです。横穴式石室内から玉類(ガラス小玉・切子玉・臼玉)、耳環、鉄製品(鉄鏃・刀装具・刀子・釘・かすがい)、墳丘裾部から土師器・須恵器などが出土しており、本展ではその一部をご紹介します。なかでも木棺に使われたと思われる釘やかすがいは、大室古墳群で唯一の出土例であり、地味な見た目ながら重要な遺物です。

 

草が枯れる秋は、年間を通じてもっとも古墳が見やすい季節です。古墳見学にあわせてぜひご来館ください!

 

【開館時間、休館日は下記リンクからご確認ください】
https://www.city.nagano.nagano.jp/site/kyouiku/51703.html

 

▼展示の様子

遺物が入れられた展示ケースと解説パネルが貼られたパーテーションの写真


 

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